甲虫学会調査観察例会2022年
2024年も7月6日(土)・7日(日)の日程で開催します!



[update: 2023/12/8]
日本甲虫学会 調査観察例会
「宮崎県綾ユネスコエコパーク照葉樹林」

 2023年度は日本甲虫学会で宮崎県綾ユネスコエコパークにおいて,調査観察例会を開催するとともに,当地での甲虫類リストをまとめることに協力したいと考えています.
 当地は国内最大級の原始状態を残した照葉樹林の他,ブナ林や中間温帯林もある生物多様性の豊かなところで,既に約1,200種の甲虫がリストアップされていますが,まだまだ追加種があると思います.宿から調査地までは車で移動します(40分程度).
日程:2024年7月6日(土)・7日(日)
2023年5月13日(土)~14日(日)(※コロナの状況次第では中止もあります)
調査場所 「宮崎県綾ユネスコエコパーク照葉樹林」
宿泊先: 旅館 あゆのお宿「山水」
〒880-3302 宮崎県東諸県郡綾町北俣1768-1 TEL:0985-77-1626
(※まとめて予約しますから、個人では宿泊申込はしないようにしてください)

 申込み方法:2024年5月末日(厳守)2023年2月末日(厳守)までに,
お申込み時の必要項目
・お名前
・連絡先(住所,電話番号,携帯番号)
・前泊・後泊の有無
・使用予定の交通手段(宿から調査地までの同乗の希望)
を書き添えて,下記にメールにてお申込みください.口頭のみによる申し込みは受理されませんのでご注意ください.メール以外での申し込みは大木あてにお願いします.
 お申込みいただいた方には,調査観察例会の詳細をメールさせていただきます.調査観察例会の企画に関しましては,学会のホームページにも最新情報を逐次掲載して行く予定です.
問合せ先:
宮崎綾調査観察例会専用メールアドレス
miyazaki2024@coleoptera.sakura.ne.jp

(※下記お三方へ自動転送されます)
問合せ先:
現地(宮崎):
 笹岡康則(電子メール:jz3ww6@bma.biglobe.ne.jp)
 木野田毅(電子メール:takeshi.kinoda.64athe@gmail.com)
全般:
 大木裕(電子メール:bigtree@kf7.so-net.ne.jp)
  TEL:045-912-0584
宿泊場所への交通アクセスルート
1.宮崎空港からレンタカーもしくはタクシーで約40分
2.宮崎駅からレンタカーもしくはタクシーで約30分
3.宮崎港(フェリー)から自家用車もしくはタクシーで約40分


現地情報 
文責:初宿(旧担当者)2020年11月更新
1.概要
 大森岳(1108m)の南東稜とその周辺に広がる常緑広葉樹の森が特徴で、2000haの面積は国内最大級の照葉樹林。他に、ブナ林(掃部岳周辺)や中間温帯林(モミツガ)もある。
 2012年にユネスコ・エコパークに登録(https://ayabrcenter.jp)。2004年に宮崎県生活環境課が発行した「綾照葉樹林の生態系調査報告書」(以下、「報告書2004」)では、照葉樹林を構成する植物が848種と近隣山塊よりも高い多様性を持つことが示され、また服部ら(2005)でも綾に照葉原生林を特徴づける着生植物が豊富であることが述べられている。報告書2004には、昆虫ではルーミスシジミ、ヒサマツミドリシジミなど73種のチョウ、ヤクシマヒメキシタバなど487種のガ類が掲載されている。甲虫には言及されていないが、既に1200種の(未発表)甲虫リストが作成されている。
 これをベースに2023年(※および2024年も予定)に調査観察例会による現地調査(できれば複数回)と、事後の学会会員らによる同定、それらに基づいた地域甲虫自然史シリーズ(第8巻)の発刊、を行なう。


2.現地の対象地域と現地調査について
 対象地域は、綾ユネスコエコパークのエリア周辺とする
書き込み入りの地図へリンク
国土地理院等高線が細かい大きな地図閲覧はクリック(※ズーム拡大できます)
グーグル景観写真などを貼り付けている大きな地図閲覧はクリック(※ズーム拡大できます)
 前川林道、茶臼岳林道など、エコパークへつながる山林を含めることとする。
 綾町のほか、小林市、西都市、国富町、西米良村にまたがる。

 特別保護地域はなく、自治体の採集禁止地域でも採集を規制する法律はない。ただし国有林・県有林にあたる部分では営林署の許可が必要となるが、煩雑な許可申請などで調査が滞ることないよう、学会員の便宜をはかっていけたらと考えている。


3.調査地各論(上記書き込み入り地図を参照)
文責:木野田 2023年3月更新
① 綾南川沿い(てるは大吊橋から川中自然公園)方面、県道26号を西に向かいます。全線舗装路です。川中自然公園のトロッコ道に接する山地は、コアエリアです。湿度が高く、ケシキスイ、ホソカタムシ、オオキノコムシなど、朽木くずしやスプレーイングに向いています。県道では灯火採集の良いポイントもあります。
② 大森岳林道(竹野集落から大森岳林道に入ります。400mでゲートがあり、施錠を開錠する必要があります。入林届けを全員分出しますので、鍵番号はお知らせします。)舗装路でほとんどのコアエリアを通過できますが6km過ぎから砂利道となります。雨天後は全路線で落石をどかしながらの走行が必要です。綾北川を見下ろす場所での灯火採集や尾根から下る場所での林内の採集ができますが、上下の移動があるので体力が要ります。コアエリア内は川中自然公園と同様に巨木があります。照葉樹林内はどこも暗い感じがしますし、樹高30mものカシ類の葉をスイープするのは大変です。
③ 綾北川沿いの県道360号も湿度が高く、舗装路での採集、道路沿いの樹林に入っての採集が魅力です。ゲートを解錠して入ります。常時通行止めですので。林道とは別の鍵番号が要ります。お知らせします。
④ 茶臼岳林道から式部岳へのアプローチ。茶臼岳林道沿いの採集やすぐ横の深年川沿いの樹林が魅力です。林道を歩いての採集だけでも楽しい場所です。ゲートからすぐ、法面にウツギが多い場所がしばらく続きます。8kmもの長い林道です。最終地点から式部岳の登山道を歩くと沢沿いにサワグルミが出てきます。沢ではサワダマメゲンゴロウも確認しています。ブナ帯を源流とする水質最高の川です。
 式部岳に登ってブナ帯を調査する方も、この林道を進みます。最後の1kmほどが、荒れることがあり、できれば四駆の車が心強いです。
⑤ 馬事公苑には、馬舎があり、馬糞にくる甲虫が期待できます。また、この馬事公苑のすぐ近くの綾神社から街中セラピーコースになっている照葉樹林のこぢんまりした谷があり、小学生でも散策する安全な林内での採集が可能です。


4.暫定リスト
 1,069種(未同定、未記載は除く)。PDFはこちら1,069種の暫定リスト。追加をお願いします 
記録を短報、新種記載などで新しく発表された方は、最終版で引用しますので、内容をお知らせ願います。
・データを未発表のまま提供いただける場合は、こちらのエクセルシートをご利用ください データ提供用エクセルシート

 これをベースに2023年度に、甲虫学会から地域甲虫自然史シリーズ第8号として発刊したいと考えています。


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