[更新:2024年11月11日]
[発表キャンセル]16:15 O1-5 花井 真希人(九大院・農):日本産ヒサゴゴミムシダマシの系統
大会プログラム・講演要旨集PDFを掲載
・シンポジウムについて詳細を掲載 一般の方は参加費無料でご聴講いただけます。受付でお申し出ください。
・各種締切日を10月31日(木)に各種締切日を延長いたします。

日本甲虫学会第14回大会ご案内


日本甲虫学会第14回大会を以下の要領にて東京都立大学(八王子市)で開催いたします.日本昆虫分類学会第27回大会との合同大会となります.
最新情報は随時,大会ホームページ等でお知らせしますのでお確かめください.

※重要事項

・大会参加,研究発表,および分科会開催の申込期限は,10月31日(木)15日(火)です.大会は当日参加も可能ですが,懇親会に参加を予定される方は,上記の期限までにお申し込みをお願いします.
・講演要旨集は印刷・製本しません.参加申込者には11月上旬にメールでファイルをお送りします.大会開催後にはホームページ等で公開されます.

大会概要

会期:2024年11月16日(土)〜17日(日)
会場:東京都立大学 南大沢キャンパス 〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
会場へのアクセス:京王相模原線の南大沢駅まで電車を利用してお越しください.南大沢駅の改札口を出て右へ進むと,南大沢キャンパスの正門に到達できます.会場までのアクセスは下図のほか、以下のキャンパスマップもご参照ください。
クリックして拡大
https://www.tmu.ac.jp/campus_guide/map.html
※なるべく公共交通機関でのご来館をお願いします.自家用車をご利用されたい場合は,事前に手続きをする必要があるため,大会参加の申し込みの際に,必ず自家用車で入場したい旨を大会参加フォーム末尾の回答欄でご記入ください.
※キャンパス内は指定された喫煙所以外では禁煙です.喫煙所は8号館裏や9号館裏,牧野標本館新館の裏口付近,生協食堂裏などに設置されています.詳しくは,下記のURLから喫煙所マップ(PDFファイル)をご参照ください.https://www.tmu.ac.jp/extra/download.html?d=assets/files/download/campusmap/kituenjo_map_202404.pdf

●大会会場 懇親会場 京王相模原線「南大沢」駅

大会日程(案)

時間や会場は変更になることがありますのでご注意ください.変更内容は当日,受付付近に掲示します.

・1日目:11月16日(土)

9:30〜 受付開始
10:00〜12:00 評議員会(11号館204教室)
13:00〜15:00 総会・学会賞授与式・受賞講演(11号館204教室)
15:15〜17:15 口頭発表(11号館204教室および206教室)
18:00〜20:00 懇親会(生協食堂)
・2日目:11月17日(日)
9:00〜10:30 同定会(11号館201および202教室)
同上 ポスター発表コアタイム(11号館204教室前の廊下)
10:30〜12:15 口頭発表(11号館204教室および206教室)
13:00〜15:00 公開シンポジウム(11号館204教室)
15:30〜17:30 分科会(11号館各教室)

大会参加申込

以下の内容をできるだけForms(https://forms.gle/qDqUKWZ2jBaBLyUL7\)で(難しい場合、メールアドレス[yoshida_toritoma@yahoo.co.jp]へのメールによるご連絡で)10月31日(木)15日(火)までにお申し込みください .

 1)お名前(漢字と読み)
 2)メールアドレス
 3)学会員(日本甲虫学会あるいは日本昆虫分類学会)・非会員の別
 4)一般・学生(高校生以下から大学院生まで)の別
 5)所属またはご在住の都道府県名か市町村名
 6)懇親会参加の意向
 7)同定会講師の可否ならびに担当可能な分類群


参加費

公開シンポのみ聴講
 無料(受付でお申し出ください)
大会参加費(日本甲虫学会・日本昆虫分類学会いずれかの学会員)
 一般:1,000円
 学生・大学院生・高校生以下:無料

大会参加費(非会員)
 一般:3,000円
 学生・大学院生・高校生以下:1,000円

懇親会参加費(日本甲虫学会・日本昆虫分類学会いずれかの学会員)
 一般:7,000円
 学生・大学院生・高校生以下:5,000円

懇親会参加費(非会員)
 一般:9,000円
 学生・大学院生・高校生以下:6,000円
※参加費は会場受付にてお支払いをお願いします.

シンポジウム
甲虫研究に生物多様性情報を活用する ―データを使えば、研究がもっと面白くなる!―

日時:2日目:11月17日(日)13:00〜15:00
場所:11号館204教室
共催:日本生物多様性情報イニシアチブ(JBIF)
司会:柿添 翔太郎
総括:神保 宇嗣
日本生物多様性情報イニシアチブ(JBIF)のウェブサイト上でのシンポジウム案内:
https://gbif.jp/activities/symposium/2024/1117/

趣旨

 技術の発達により,近年,甲虫の研究ではますます多くのデータが活用されるようになってきました.標本や観察のデータ件数が増加しているという量的な側面にとどまらず,インターネットで誰でも閲覧できる種名目録の公開・整備,マイクロCTなどを活用した詳細な形態の観察,より詳細なファウナ情報の蓄積,DNAバーコード情報に基づく種間関係の解明,分布情報や環境データを用いた分布予測など,質的な側面でも研究を行なう上での大きな変化が生じています.
 このシンポジウムでは,それらの多様な生物多様性情報に焦点をあて,実際に研究で活用されている演者の方をお招きし,どんなことがわかる・できるのかの情報共有を行う場にしたいと考えています.このシンポジウムを通じて,参加者の皆様が普段行っている甲虫の研究で「これは使ったら面白そう!」と思っていただけるような場とできればと思っております.

生物多様性情報って何?どんなことがわかるの?
柿添 翔太郎(国立科学博物館)
 私達甲虫屋からすれば,野外での直接観察や標本,文献こそが重要であり,PC画面の先にしかない情報なんてけしからん!なんて方もおられるかもしれない.しかし実際には,それらの情報と私達の研究・採集・収集活動はとても密接に関係している.この講演では,本シンポジウムのイントロとして生物多様性情報についての概説を行なうとともに,甲虫の研究を行なう上で有用なデータベースやデータ登録の現場,現在進行中のプロジェクトなどを紹介する.
一匹の甲虫標本から得られる形態データは∞(無限大)
野村 周平(国立科学博物館)
 将来の甲虫学研究には,テキスト,数値データだけではなく,多様な画像データの集積が不可欠であ る.甲虫の微細形態は近年,走査型電子顕微鏡(SEM),マイクロX線CTなどを用いて,詳細に観察,記録することができ,電子データとして集積することができる.わずか一頭の甲虫標本から得られる形態データは無尽蔵であるが,これらの形態データの集積は不十分であり,甲虫学研究の研究基盤となる データベースの出現が望まれる.
実践!検視標本データの整理・解析・公開
千田 喜博(庄原市立比和自然科学博物館)
 分類の論文やファウナ調査の報告等に含まれる検視標本データは,生物多様性情報の一つである.こ れらの情報は,適切な形式で整理されることで,様々な解析に供することが可能になり,ひいては生物多様性のより深い理解に繋がる.加えて,GBIFのようなプラットフォームへの提供と公開も容易に行うこともできるようになる.このようなデータの整理と解析,GBIFへのデータ提供の実際について,演者 の経験を基に紹介する.
食物網解明のためのDNAバーコードローカルライブラリの構築
岸本 圭子(龍谷大学)
 昨今生態学の分野では,対象とする生物に残された他の生物のDNAの痕跡から種間関係や食物網の解明を目指した研究が急増している.そうした研究では従来の方法では解明が難しかった種間関係の複雑さや時空間的な動態までもが次々と明らかにされている.一方で,昆虫は分類群によってDNAバーコードライブラリが充実していないため,種レベルの関係解明には至っていないことが多い.講演ではローカルライブラリ整備の重要性を紹介する.

同定会

 大会2日目:11月17日(日)9:00〜10:30 
甲虫の各分類群の専門家がその場で標本の同定を行います.同定対象の標本は,データラベルの付いた昆虫に限らせていただきます(タトウなどマウントされていない標本は不可).なお,標本はご自身で整理し,できるだけ図鑑などで名前を調べた上で,分からなかったものだけをお持ちいただき,会場が混雑する恐れがありますので,多量のお持ち込みはご遠慮ください.
 大会に参加されるみなさまには,講師として広くご協力をお願いいたします.参加お申込の際に,講師担当可否と対応可能分類群を記してください.

研究発表申込

 大会中の研究発表(口頭・ポスター)をご希望の会員の方は,以下の項目などについてご記入の上,Forms( https://forms.gle/j33kZBUjGoGzBYhm7)で申し込んでください.なお,非会員の方は発表いただけません.研究発表は10月31日(木)15日(火)までにお申し込みください.
1) メールアドレス
2) 演者名(所属)(連名の場合はすべての演者名と所属をお書きください)
3) 連絡先(メールアドレス)
4) 口頭/ポスターの別
5) 演題(50字以内)
6) 講演要旨(500字程度以内)
7) 図表のダウンロードリンク(作成が難しい場合は末尾の連絡先へメール添付)(任意)

※要旨に図表を掲載したい場合は,図表は1枚まで,3MB以下でJPEG,TIFF,PNG形式でのご用意をお願いします.
※口頭発表の注意事項:口頭発表は質疑を含めて15分です.原則としてご持参のPCを会場のプロジェクターに接続してご使用ください.プロジェクターへの接続はHDMI端子(推奨)もしくはVGA端子(15ピン)です.Mac使用の場合には対応アダプタを必ず持参ください.口頭発表を終えられた方は次の発表の座長をご担当ください(各セッションの初めの発表の座長はスタッフが担当します).
※ポスター発表の注意事項:ポスターは幅90 cm, 高さ180 cmの枠内に収まるようご準備ください. 11号館204教室前の廊下にポスター掲示用のポスターボードを並べています.1日目から掲示可能ですが,2日目のコアタイム前には,必ず掲示してください.コアタイム時には,ポスターの前で待機し,来場者への説明や質疑応答をお願いします.

分科会

分科会を開催したい場合は,世話人を立てたうえ,Forms (https://forms.gle/nwghh1HV5ZG42frq5)にて10月31日(木)15日(火)までにお申し込みください.なお,各会場にプロジェクターは準備しますが,PCは原則演者か世話人でご準備いただき,接続するようにしてください.

昼食

最寄り駅の南大沢駅周辺には飲食店がありますが,会場から徒歩15分程度かかるうえ,土日はアウトレット目的の方々で混雑するため,ご持参いただくことをお勧めします.弁当は駅周辺のコンビニで購入できるほか,正門前の階段を下りて左手に見えるサカガミ(スーパー)でも購入できます.

懇親会

生協食堂にて,18時より懇親会を開催いたします.新型コロナウィルスの感染拡大以来,長らく懇親会の開催を控えておりましたが,今大会では久しぶりに開催することにしました.奮ってご参加いただきますようお願いいたします.なお,懇親会参加費は前出の『参加費』の項目で情報を掲載しております.また,懇親会参加費は大会参加費とともに,当日,会場受付にてお支払いをお願いします.

宿泊

実行委員会では宿泊の斡旋はいたしません.また,最寄り駅の南大沢駅周辺には宿泊施設がありません.最寄り駅から2駅離れた橋本駅か京王多摩センター駅周辺で宿泊施設を予約されることをお勧めいたします.

各種申込・お問い合わせ先

大会参加,研究発表については,上に示す要領で,原則としてFormsにてお申し込みください.それぞれの申込先アドレスは以下の通りです.

大会HP https://coleoptera.sakura.ne.jp/event/taikai/taikai2024.html

大会twitter(分類学会twitter) https://twitter.com/JpnJsystEnt

大会参加申込 https://forms.gle/qDqUKWZ2jBaBLyUL7\

研究発表申込 https://forms.gle/j33kZBUjGoGzBYhm7

分科会開催申込 https://forms.gle/nwghh1HV5ZG42frq5


問い合わせ先

(できる限りメールでお願いします)
吉田貴大 
電話:042-677-1111(内線番号2755を電話交換室にお伝えください) 
Mail: yoshida_toritoma@yahoo.co.jp