【会長より新年の挨拶】
日本甲虫学会会長
久保田耕平
久保田耕平
新年あけましておめでとうございます。
2026年は私にとって日本甲虫学会会長として最後の1年となります。学会運営に関しましては、昨年の倉敷大会でもお話ししましたように、Elytra new seriesの電子化、会員管理システムの導入等の課題を確実に前進させていきたいと思っています。
今年度の行事として、調査観察例会を昨年と同じ鳥取県大山でより早い時期に開催予定と聞いております。また大会は、岸本年郎会員のお世話になって11月14日(土)~15日(日)にふじのくに地球環境史ミュージアムで開催予定です。
今年は2年に一度の役員選挙の年でもあります。2年後の次々回以降はオンライン上の電子投票が導入されているかもしれませんが、次回についてはこれまで同様に郵便での投票となります。投票率の向上に皆様のご協力をお願いいたします。
個人的にはブナ帯の虫が好きなので、昨年も道南、東北、中部~東海地方の各地を回りましたが、どこもクマの出没が問題となっているようで、これまでになく注意を払いながらの活動となりました。実際にクマと遭遇する頻度もしだいに高くなっているように思います。これまでに出会ったすべての野生のクマは、ヒグマもツキノワグマも自らおとなしく立ち去ってくれましたが、その常識はいつまで通用するのでしょうか・・中国での調査では、よくヒョウやジャイアントパンダ(野生個体は意外と危険)の生息地であるという看板を見かけましたが、危険を周知する目的ではなく、希少生物の生息をアピールするために設置されているもので、ハイキング道で遭遇できるレベルの密度ではないとのことでした。今や東日本のブナ帯の方が危険なのでしょうか・・必要な対策が取られて、虫屋を含めすべての方々が安全に山歩きできるような環境が戻って来ることを願わずにはいられません。
最後になりましたが、今年も様々な機会で皆様とお会いし、お話できることを楽しみにしております。今年もどうかよろしくお願いいたします。
久保田耕平
<2026年1月10日掲載>
